遠き鷹石の橋梁岩を綴る

紅葉狩り

 8日、二十四節気のひとつ立冬である。最高気温20℃、最低気温18℃。
 しばらく青空の秋日和がつづいていたが、どんよりの曇り空で時雨(しぐ)れた。
 紅葉は見頃になっている。


 中村草田男の昭和十八年の俳句で、「遠き鷹石の橋梁岩を綴(つづ)る」に、


 其発行所より贈られて「レオナルドの創造的精神」を讀む。  偶作


 という前書があります。
 戦時中の昭和十八年(1943年)に、草田男が読んだ本の「レオナルドの創造的精神」とはどんな本だったのか。
 調べてみると、板垣鷹穂(いたがきたかお)の本で、『レオナルド・ダ・ヴィンチの創造的精神』という本のようですね。
 六興商会出版部から昭和十七年十月三十日発行。