水仙や寒き都のここかしこ

 最高気温16℃、最低気温7℃。
 もうすぐ二十四節気のひとつ小寒であるが、温暖である。
 山野を歩くと、日当たりのいい土地に水仙が咲いていた。
 水仙の花はまるで早春の風景である。
  

ヒガンバナ科多年草。早春に、鱗茎(りんけい)から一本の花茎を出し、白や黄色で中央に副花冠をもつ花を横向きにつける。葉は根生し、平たい線形。耐寒性で栽培に適し、観賞用とする。らっぱ・口紅・房咲き・八重咲きスイセンなどの品種がある。主に地中海沿岸地方の原産。本州以西の海岸に自生するものは、野生化したものといわれる。  『大辞泉

 辞典の引用句は「水仙や寒き都のここかしこ」(与謝蕪村)。