大いなる五月雨傘の故里に

 
 梅雨の走りの雨。最高気温21℃、最低気温18℃。
 小雨降る公園の池に寄ると睡蓮が咲いていた。
 蛙の鳴き声は聞こえない。


 「大いなる五月雨傘の故里に
 「五月雨のくだつばかりに降るに戀ふ


 中村汀女の俳句で、昭和十七年(1942年)の句です。
 五月、故里(ふるさと)の熊本へ五年振りに帰省した。