薬師草とPR誌「本の窓」


 九月は気温が高かったが、十月は下旬から秋らしくなる。
 29日、晴れて最高気温21℃、最低気温17℃。北寄りの風が吹く。 
 道端に黄色の野草が咲いていた。黄色が鮮やかで遠くからでも目につく。
 近くで花を観察した。後で調べると、薬師草(ヤクシソウ)というキク科の植物だった。
 

キク科の越年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ約六〇センチ。茎は堅く、切ると白い乳液が出る。葉は長楕円形で、形が薬師如来の光背を思わせ、基部は茎を抱く。夏から秋、黄色い頭状花を多数開く。  『大辞泉

 『大辞泉』の執筆者が「形が薬師如来の光背を思わせ」る、と説明している。
 なるほど、そんな風に見えなくもない。


 今月は、小学館のPR誌「本の窓」に連載していた自伝的エッセイ「60年代ポップ少年」(亀和田武)が単行本になった。
 最近の「本の窓」の連載は、湯川豊の「現代の名短篇案内」と中島京子の対談「扉をあけたら」を読んでいる。

60年代ポップ少年

60年代ポップ少年