にしき木も刈られし籠(かご)の山すすき

長い影

 7日、二十四節気のひとつ大雪であった。最高気温14℃、最低気温4℃。晴れる。
 8日、晴れ。最高気温14℃、最低気温5℃。大気が非常に乾燥している。
 初冬の日暮れは早い。西日で、道に影が長く映る。
 ススキの穂は傾いた日の光に照らされていた。


 「にしき木も刈られし籠(かご)の山すすき
 「実の熟れて柘榴(ざくろ)たまたまちる葉かな


 飯田蛇笏の俳句で、昭和九年(1934年)の句です。