先日の毎日新聞の日曜版の「今週の本棚」に書評執筆陣が選んだ2016年の「この3冊」で、井波律子氏が挙げていたのが、池内紀著『亡き人へのレクイエム』、鶴見俊輔著『敗北力 Later Works』、賈平凹著『老生』。
井波氏のコメントの『亡き人へのレクイエム』については、
《二十八人の亡き人を描いた「ペンによる肖像画」。二十八人に種村季弘をはじめ著者と親しかった人もあれば、野尻抱影や岩本素白など著作を通じてのみ親しんだ人もある。亡き人への敬意と深い共感を核としつつ、その面影を今ここに呼び返し、鮮やかに浮き彫りにしたレクイエムである。》
参照:みすず書房・トピックスhttp://www.msz.co.jp/topics/07975/
余談になるのですが、種村季弘対談集『東京迷宮考』に、「隠者という生き方」と題して井波律子氏が対談をされていましたね。
「ラビリンスとしての古本屋」と題した種村季弘、池内紀、堀切直人の対談で、種村季弘流の「人生散歩論」が展開されています。
- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2016/04/20
- メディア: 単行本
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- 作者: 種村季弘
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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