心萎(こころな)えしとき箸逃ぐる海鼠かな

 晴れて、暖かく乾燥している。最高気温13℃、最低気温2℃。
 街路樹にウラジロガシ(裏白樫)を見つけました。冬のこの時期はもうドングリは見られません。
 葉の裏側が白いですね。

 

ブナ科の常緑高木。本州中部以南の山地に自生。葉は長楕円形で、先半分の縁に鋭いぎざぎざがあり、裏面は蝋(ろう)で覆われ白い。五月ごろ、新しい枝の付け根に黄色の雄花が垂れてつき、雌花は葉の付け根につく。翌年一〇月ごろ、どんぐりができる。材の用途は多い。  『大辞泉

 
 冬の食べ物で海鼠(なまこ)は、特にこの時期が美味とされていますが、ナマコ酢のコリコリした味わいは独特です。

 「心萎(こころな)えしとき箸逃ぐる海鼠かな」(石田波郷