2017-05-07 瀧おもて雲おしうつる立夏かな 5月5日が、二十四節気のひとつ立夏であった。 梅の実が膨らんで大きくなっている。 街路樹のニセアカシアの花は風にゆれていた。 公園の池に睡蓮が咲いていた。静かな水面に顔を出している。 蛙の声は聞えない。 「瀧おもて雲おしうつる立夏かな」 「田水みち日いづる露にへびいちご」 「アカシアの耕馬にちりて薄暑かな」 飯田蛇笏の俳句で、昭和十三年(1938年)の句です。