流れゆく紅葉も見ゆれ月の淵

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 小春日和で暖かい。最高気温22℃。朝晩は冷え込む。最低気温9℃。

 茶畑に茶の花が咲いていた。白い花びらが五枚で丸みがあり、葉につやがある。

ツバキ科の常緑低木。暖地に自生。葉は長楕円形で厚みがある。秋、白い五弁花を開く。原産地は中国の四川・雲南・貴州などの霧の多い山岳地方。若葉を緑茶などとするため広く栽培され、延暦二四年(八〇五)に最澄が中国から種子を持ち帰り栽培したのが始まりという。日本では五月ごろから八、九月ごろまで三、四回摘む。ちゃのき。めざましぐさ。  『大辞泉

 「嶺の雪に月照りそめぬ夕紅葉」

 「淵に降る紅葉も見ゆる月夜かな」

 「流れゆく紅葉も見ゆれ月の淵」

 松本たかしの昭和十二年(1937年)の十一月の俳句で、「十五日水上温泉」の前書きがある。