PR誌から

 白水社タブロイド版のPR誌『パブリッシャーズ・レビュー 白水社の本棚』2020年冬号の一面の「愛書狂」が、伊藤整の『日本文壇史』(講談社文芸文庫)は読み始めると止められない、といって、若山牧水の恋をめぐって書いている。「愛書狂」の筆者は俵万智の『牧水の恋』を並行して読んでいた。この評伝の俵の大阪弁「惚れてまうやろ!」に驚き、《調べたら俵は幼少期、大阪で育っている。しかも門真市生まれなら、枚方生まれの私とは同じ京阪電車利用者で共通する。「同じだね」と知ったからこの日が私の「俵万智記念日」。》

 このコラムを目にすると、俵万智の本を読みたくなりますね。