玻璃盤(はりばん)に露のしたたる苺(いちご)かな

 クルミ(胡桃)の木が、丸い実を付けていました。まだ黄緑色をしていて、さわると硬いですね。

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 「更衣(ころもがえ)同心衆の十手かな」
 「玻璃盤(はりばん)に露のしたたる苺(いちご)かな」
 「能もなき教師とならんあら涼し」

 明治36年(1903年)の夏目漱石の俳句です。玻璃盤とは、ガラスの鉢をいう。

 

 筑摩書房のPR誌、「ちくま」6月号にサプライズがありました。金井美恵子さんの新連載「重箱のすみから」が今月号からはじまりました。今月号のタイトルは、「医者の言葉、小説家(と批評家)の言葉①」。

http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/1503/