映画『ポルトガル、夏の終わり』

 アイラ・サックス監督の映画『ポルトガル、夏の終わり』(2019年)は、ポルトガルの避暑地シントラの晩夏にバカンスを過ごすフランキーという名の女優をイザベル・ユペールが演じている。癌をわずらっていて夏の終わりに、家族と友人を呼び寄せる。自らの来し方行く末を思い、集まってくる家族、元夫、友人らとの人間模様が避暑地シントラの森や海岸で繰り広げられる。

 ポルトガル世界遺産の町シントラの大西洋の海に沈む夕陽。

 しんみりとした心に残る作品だった。