ジャン=ピエール・モッキー特集から

 先日「映画/批評月間 フランス映画の現在 vol.02」オリヴィエ・ペール(「アルテ・フランス・シネマ」)によるセレクションで、ジャン=ピエール・モッキー特集を観ました。

 『今晩おひま?』(1959年)、『ソロ』(1970年)、『赤いトキ』(1975年)。

  『今晩おひま?』のようなラブコメディもあれば、『ソロ』のようなB級犯罪映画で自ら主人公を演じている。テロの集団に弟がいるのを阻止しようと主人公は自分も警察に容疑者とみなされて追われながら列車に乗り、警察の目から隠れて突き進むシーンは印象的です。ドキドキハラハラします。

 『赤いトキ』に、ミシェル・シモンが出演しています。

 《フレドリック・ブラウン推理小説『3、2、1とノックせよ』から着想を得た本作は、ファンタスティックかつポエティックにフランス社会を描いたモッキーの代表作のひとつ、本作が遺作となった偉大な俳優ミシェル・シモンへのオマージュでもあり、サン=マルタン運河沿いで多く撮られていることもあり、とりわけ『素晴らしき放浪者』や『アタラント号』の記憶が蘇ってくる」-オリヴィエ・ペール》(特集パンフレットより)

 参照:

オリヴィエ・ペール講演記録「ジャン=ピエール・モッキーと奇跡の小径」