2021-02-02 いま一つ椿落ちなば立去らん 今年は2月2日が節分である。節分は立春の前の日で季節の変わり目である。豆まきをしてわざわいをはらう。まだ寒さが残るが、もう梅の花がぽつぽつと咲きだしている。花びらからほんのりと良い香りがする。 椿(ツバキ)の木に赤い花が満開で、樹下に点々と赤い椿が落下していた。 松本たかしの俳句で、梅と椿を詠んだ句に、 「いささかの草履埃や梅日和」 「地に置きし梅の落花や貝の如」 「木洩日にうなづき止まぬ椿かな」 「いま一つ椿落ちなば立去らん」