先日、ビワの花が咲いていた。ビロード状のつぼみが割れて、小さな白い花びらが密集して咲いていました。地味な花で遠くから見るとあまり目立たない。葉は大きくてつやつやしています。
バラ科の常緑高木。四国・九州の一部に自生し、高さ約一〇メートル。葉は大形の長楕円形で、表面はつやがあり、裏面に灰褐色の毛が密生。秋から冬、黄色がかった白い花を密につける。夏、倒卵形の実が黄橙色に熟し、食用とされる。 『大辞泉』
「枇杷咲いて長き留守なる館かな」松本たかしの俳句より。
新潮社のPR誌『波』2月号の新刊案内に、松浦寿輝著『わたしが行ったさびしい町』という本が出るようです。《最高の旅とはさびしい旅にほかなるまい。》