枇杷咲いて長き留守なる館かな

 先日、ビワの花が咲いていた。ビロード状のつぼみが割れて、小さな白い花びらが密集して咲いていました。地味な花で遠くから見るとあまり目立たない。葉は大きくてつやつやしています。

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バラ科の常緑高木。四国・九州の一部に自生し、高さ約一〇メートル。葉は大形の長楕円形で、表面はつやがあり、裏面に灰褐色の毛が密生。秋から冬、黄色がかった白い花を密につける。夏、倒卵形の実が黄橙色に熟し、食用とされる。  『大辞泉

 

 「枇杷咲いて長き留守なる館かな」松本たかしの俳句より。

 

 新潮社のPR誌『波』2月号の新刊案内に、松浦寿輝著『わたしが行ったさびしい町』という本が出るようです。《最高の旅とはさびしい旅にほかなるまい。》

 

わたしが行ったさびしい町

わたしが行ったさびしい町

  • 作者:松浦 寿輝
  • 発売日: 2021/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)