先日、白水社のPR誌が届いた。
リニューアルされた「白水社の本棚」である。
2021 春号。
タブロイド版からA5判の32ページの小冊子になった。
紙に厚みがあります。
持ち運びが楽になり、開いて読みやすくなった。
新連載・「汗牛充棟だより」(北村紗衣)が、ニューヨークを中心にしたアメリカの書籍商たちのドキュメンタリー映画『ブックセラーズ』について紹介している。映画は本にかかわる仕事をしている多くの人々に取材していて面白そうだ。
「愛書狂」(岡崎武志)は、川本三郎『「細雪」とその時代』(中央公論新社)が新潮文庫版の細江光の注解を重用していることから、《細江光注解はそれだけ読んでも面白い。私が怠惰な文学部学生だったらこれで卒論を書く。怠惰な教授は元ネタを知らず驚き、深々と頭を下げるはずだ。》
「愛書狂」は、愉しみなコラム。
http://moviola.jp/booksellers/