飛ぶ教室「翻訳の極意」


 夜、NHKラジオの番組で、夜開く学校「高橋源一郎飛ぶ教室」を聴く。
 82歳のおばあちゃんの高野文子の「田辺のつる」の話から番組ははじまる。
 前半の「ヒミツの本棚」は、カズオ・イシグロの最新作『クララとお日さま』が採り上げられて紹介される。長篇小説の全体を端折り、朗読される。クララっていいね、というような感想をもつような作品ですね。
 後半の「きょうのセンセイ」は、翻訳家の柴田元幸さんがゲストで出演する。年三回発行の柴田元幸責任編集の雑誌「MONKEY」について高橋さんが柴田さんへ質問をする。カズオ・イシグロの作品について、柴田元幸さんの見立ても面白かった。クララはフランケンシュタインへつながる、と。新作も過去の作品の『日の名残り』に通じる(ものがある)。

 参照:

https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=6324_01_3518697