イタリア書房のこと

 曇り、最高気温24℃。爽やかな風が吹く。道端に黄色の花と白い綿毛のタンポポが眺められた。

 3月下旬から映画館でヴィットリオ・デ・シーカ監督の映画「ひまわり」の上映がつづいている。ヘンリー・マンシーニの音楽。1970年に公開された作品である。
https://www.youtube.com/watch?v=pB9kRVsU-xg

 先日、森まゆみ著「昭和・東京・食べある記」(朝日新書)を読んだ。東京の食べ物屋さん訪問記である。喫茶店、レストラン、老舗の創業期から現在までの話では創業者の話が興味深かった。
 そのイタリア料理店「文流」について、会長の西村暢夫(のぶお)さんへ森さんが聞き書きをしている箇所に注目しました。

 一部を抜き書きしてみると、


 

6、高田馬場駅前のイタリア料理店「文流」、日伊文化交流を願って生まれた店。
 

 まずは神田神保町に「イタリア書房」を開いた。小学館に働きかけて『伊和中辞典』を完成させる。 162ページ


 イタリアは土地土地で料理がちがう。そしてその料理にぴったりの地ワインがあります。

 


 
 そういえば、田之倉稔著『林達夫・回想のイタリア旅行』の版元がイタリア書房ですね。