映画「虹の兵士たち」

 インドネシア映画特集で、リリ・リザ監督の映画「虹の兵士たち」(2008年、インドネシア、125分、カラー、Blu-ray、日本語・英語字幕)を観る。The Rainbow Troops。
 パンフレットより、

1974年、スマトラ島南部のブリトン島にあるムハマディヤ小学校は閉校の危機にあったが、始業式当日、新入生10人が集まり、なんとか存続することとなる。集まったのは、文学好きのイカルなど、個性豊かな子どもたちばかり。校舎や設備は老朽化し、学校は常に資金難だが、校長と新任教師ムスリマたちは日々奮闘していた。インドネシア興行収入第一位を記録した、リリ・リザの代表作。(作品提供/福岡市総合図書館)

 冒頭、小さな小学校、始業式の日、校長や教師らは新入生がやって来るかどうかで、気をもんでいた。もしも新入生が定員に達しなければ、廃校になると決まっていたからだ。その瀬戸際の日の朝、いくら待っていても新入生が集まって来ない。待ちくたびれていた、その瀬戸際に一人二人と新入生たちが集まりだした。その緊迫感で一気に物語に引き込まれるのだった。