2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

山茶花に新聞遅き場末かな

晩秋から初冬の頃に咲きはじめる山茶花(さざんか)の花が満開になっていた。近くに寄り、白い花弁を眺める。ツバキ科の常緑樹で葉が艶々としている。 「山茶花に新聞遅き場末かな」 正岡子規の俳句です。

クロガネモチと新刊

夕方、東の空に月食を観た。月の表面がやや赤みを帯びている。 街路樹のクロガネモチの木が赤い実をつけていた。鈴なりである。 モチノキ科の常緑高木。雌雄異株で、五月ごろ、淡紫色の小花を群生し、実は熟すと赤い。名は枝や葉が黒みがかってつやがあるこ…

『ジャック・リヴェット 夜警』

映画/批評月間 フランス映画の現在 vol.3、マルコス・ウザル(カイエ・デュ・シネマ)によるセレクションからの一本、『ジャック・リヴェット 夜警』(1990年)を観る。クレール・ドゥ二、セルジュ・ダネーが監督。ビデオ映像から変換したもの。 《ジャッ…

オリーブの実が色づく

街路樹のオリーブの木に色づいた果実を見つけた。オリーブの実がやや赤みを帯びる時期を迎えている。完熟すると黒紫になります。 「ちくま」10月号の新刊案内の嵐山光三郎著『「世間」心得帖』に注目。文庫オリジナルとある。 夏の読書で、嵐山光三郎著『…