2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バッタと「大正式散歩」

墓参りに仏さんの花を持って行く。快晴で陽射しが強く汗ばむほどだ。 墓地の墓石にバッタがくっ付いていた。黄緑色のスマートな姿のバッタだ。 バッタを摘まんで、墓石から引き剥がし通路の敷石に置いてやった。逃げたりせずに敷石に超然としているのだった…

ミヒャエル・エンデが話したこと

夜、NHK教育テレビで「世界の児童文学者に聞く ミヒャエル・エンデ」を放送していました。 「ETV50もう一度見たい教育テレビ〜教養番組アンコール〜」という長いタイトルです。 エンデへのインタビュアーは若き日の山口昌男さんで、1986年8月25日放…

月と「見立て」をめぐって

10月23日は二十四節気のひとつ霜降であった。 このころ、霜が降り始めることから言うらしい。日中は陽射しが強く暖かいが、朝晩は寒くなった。 夕方、南の晴れた空に月が高く輝いていた。その左に木星が並んで光っている。 今宵は上弦の月である。 蕪村…

「道端の本屋さんから・・・」

橋を渡っていると川上からボートが二艘下って来た。美しい動きだ。 昨日につづいて、内田吐夢監督の映画『宮本武蔵 巌流島の決斗』(1965年、東映、121分、カラー)を映像文化ライブラリーで観た。宮本武蔵の五部作の完結編である。内田吐夢監督の渾…

内田吐夢監督の『宮本武蔵 一乗寺の決斗』

快晴で柿の木の枝に実が鈴なりだ。乾いた風が心地よい。 川を渡っていると白いカモメが青空を飛んでいた。 カキノキ科の落葉高木。また、その実。山地に自生するが、古くから栽培される。よく分枝し、葉は短楕円形で先がとがり、光沢がある。秋に紅葉する。…

猫と流星

オリオン座流星群を見るべく午前3時から観望した。 街灯の光を避けるために小高い山の公園の頂上へ上がった。 3時20分に、オリオン座から西の方へ流星が流れて光って消えた。 目を地面へ向けると、左手の暗闇からなにやら白い小さなものが動いて近づいて…

ロバート・キャンベル氏の話

快晴で乾いた風が吹く。金木犀(キンモクセイ)の香りがあちこちの庭木や街路樹から漂って来る。匂いといえば最近、よく見かけるのが開店したばかりのたい焼き屋さんだ。 そのお店の前を通り過ぎる時に、たい焼きを焼く匂いがする。 うーむ。お店の屋号が○○…

植え付けとイチジク

園芸店で買って来ていたキャベツとイチゴの苗を植え付ける。肥料も施す。 午後、イチジク畑のそばを通りかかると、道に接して熟した実が鈴なりに生(な)っていた。 近くに寄って眺める。今年の夏はイチジクの害虫のカミキリムシを一匹も見かけなかった。 昆…

「新・話の泉」を聴く

園芸店で野菜の苗、パセリ、チマサンチュ、カキチシャ(赤葉)を購入。 夜、NHKラジオの番組「新・話の泉」を途中から聴いた。 今夜の出演者は、毒蝮三太夫、嵐山光三郎、山藤章二、松尾貴史の各氏に、録音している声での出演になる立川談志さんで、司会はお…

出前自然史博物館

知人から案内状をもらっていた、一日だけの出前自然史博物館を観に訪れる。 化石、ゴキブリ模型、昆虫、植物標本、動物の頭骨、アンモナイト、埋没林の輪切り、黒曜石、花崗岩、鳥類と哺乳類などの動物標本が展示されていた。 庄原化石集談会からのショウバ…

『エッセネ派』

10月8日が二十四節気のひとつ寒露だった。 この頃になると、北の地では初氷がみられるようになるから寒露というらしい。 今日は快晴で、風が北から強く吹く。遠くの山がくっきりと眺められる。 夕方、川を渡っていると、魚が水面に飛び出していた。 ぴょ…

「探求この世界」

先日、晴れた朝の光に照らされた花がはっとするほど鮮やかだった。フヨウの花だろうか。 蕪村の花の句にフヨウではないが、次のような句がある。 「道のべや手よりこぼれて蕎麦花(そばのはな)」。 昨夜、NHK教育テレビの番組「知る楽」を観た。 「探求この…

映画『夏時間の庭』

4日、オリヴィエ・アサイヤス監督の映画『夏時間の庭』(2008年、フランス、102分、カラー、ヴィスタ、クレスト)をサロンシネマ1で観た。観客は15人ほど。 毛布に包(くる)まって気持ちよく見る。 長男はパリ、次男は北京、末の長女はニューヨ…

小野二郎さんの文2

朝日新聞の日曜の読書欄の「著者に会いたい」は木田元さんだった。 木田元さんのエッセイ集『ピアノを弾くニーチェ』(新書館)の新刊についての聞き書きで、そのなかに、小野二郎さんについての話があったので驚いた。 例えば、いまなお興味が尽きないとい…