2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

徒歩旅行記

「岳人」2022年1月号の連載「北海道縦断無銭旅行サバイバル」(服部文祥)を読んだ。今回が最終回だった。無銭で狩猟と採集による徒歩旅行記である。食料は、何か所か山の中の小屋にあらかじめ補給所として置き、山野での食料の採集生活で北海道の大地…

桜の開花

21日、気象台から桜の開花宣言があった。今はまだ5分咲きといったところで、公園の桜の木を眺める花見客の姿がちらほらと眺められます。 「みすず」1・2月合併号に読書アンケート特集があり、アンケートの回答が掲載されています。 小野和子『あいたく…

『野呂邦暢 古本屋写真集』のこと

『野呂邦暢 古本屋写真集』が岡崎武志&古本屋ツアー・イン・ジャパン編で文庫化された。その表紙を見ると、古本屋の前に立つ野呂邦暢さんが写っている。 この表紙の写真の古本屋が、編者の岡崎武志と小山力也の二人の対談を読むと、エイス書房であるという…

鼎談集

1978年~1980年に雑誌「話の特集」に掲載された対談を収録した本、金井美恵子・金井久美子著『鼎談集 金井姉妹のマッド・ティーパーティーへようこそ』を読んだ。 ゲストに、蓮實重彦、武田百合子、西江雅之、大岡昇平、山田宏一、フィリス・バンバ…

水仙の花鼻かぜの枕元

スイセンの花が咲いている。日を浴びたスイセンの花が鮮やかだ。 「水仙の花鼻かぜの枕元」 明治三十年(1897年)の夏目漱石の俳句である。 『漱石・子規往復書簡集』より俳句を引用。 漱石・子規往復書簡集 (岩波文庫) 岩波書店 Amazon