2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ちくまさん」

筑摩書房のPR誌「ちくま」8月号の新刊案内を見ると、西村ツチカさんの「ちくまさん」が、書籍化されるという案内がありました。《ちくまさんは、ちょっぴりドジだけど勤労意欲溢れるナイスレディ。PR誌「ちくま」の表紙と表2を飾った好評連載がオールカラ…

「そもそもオリンピック」

スズキコージ「そもそもオリンピック」原画展をgallery Gにて観る。アーサー・ビナード作、スズキコージ絵による絵本の原画が展示されていました。絵本の原画を見ると、そもそも近代オリンピックとはどのようにしてはじまったのか、その辺の事情にもふれて、…

「満月雑記帳」から

梅雨の中休み、ハスが開花の季節を迎えている。白い花弁の中心に花托が見られます。 「サンデー毎日」の七月十九日号の中野翠の「満月雑記帳」に、 《前号で、今年一月十三日に急逝した坪内祐三さんの著作集『本の雑誌の坪内祐三』(本の雑誌社)が出版され…

コミさんのバス旅から

田中小実昌著『コミさんほのぼの路線バスの旅』で、コミさんこと田中小実昌さんは東京からフツーのバスをのりついで、お江戸日本橋をふりだしに、東海道を京の三条大橋までたどり着いた。 《お江戸日本橋をふりだしに、この京の三条で東海道はあがりとなる。…

花はちす雀をとめてたわみけり

梅雨の晴れ間に、公園の池にハスの花と花が散って花托(かたく)が見られました。ハスの葉にトンボもいました。ショウジョウトンボの雄(おす)です。 トンボ科の昆虫。雄は全体に鮮やかな赤色、雌は橙(だいだい)色。夏、池沼に普通に見られる。本州以南、ア…

映画『ユリウシュ』

ポーランド映画祭の一本でアレクサンデル・ピェトシャク監督の映画『ユリウシュ』(2018年、97分、カラー、日本語字幕、デジタル)を観ました。美術教師のユリウシュの父は絵描きであるのだが、息子からみて破天荒な生活を送っている。心臓発作で入院…

「図書」7月号から

「図書」7月号に掲載されている文筆者・切通理作さんの「古本屋は、無限の世界とつながっている」で、《私は物書きだが、昨年の八月からなぜだか古本屋もやっている》という。切通理作さんの地元・阿佐ヶ谷の松山通りという商店街に「ネオ書房」という店名…

映画「月曜日が嫌い」

《今年もポーランド映画祭では、民主化以前に製作された秀作から近年製作された感動の実話ドラマやコメディなど、バラエティーに富んだ作品の数々をお届けします。 巨匠アンジェイ・ワイダ監督の代表作『灰とダイヤモンド』、民主化以前に製作されたコメディ…