2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

よらで過る藤沢寺のもみぢ哉

紅葉の季節で今が見頃である。青空に紅葉したケヤキやトウカエデが目に鮮やかだ。落葉も風情がある。 蕪村の句に、「よらで過(すぐ)る藤沢寺(ふぢさわでら)のもみぢ哉」。*1 昨夜、NHKテレビの番組「SONGS」を観た。小椋佳と五輪真弓の二人の語りと歌。…

「新・話の泉」と「ジグソーパズル的な知を求めて」

橋を渡っていると、前方をちょうど一羽のアオサギが横切って行くところだった。高さは五メートルくらいで水平に飛んで行く。翼を上下に動かしながら・・・。その後を追いかけるようにカモメがやって来た。 昨夜、NHKラジオの番組「新・話の泉」を聴いた。出…

『点と線』と「読書で豊かに」

昨夜の夜半に外が明るいので出てみると、天頂近くに月が昇っていて、ちょうど南中である。満月で澄み切った夜空に光り輝いているのだった。 今日も快晴で、夜明けは冷え込む。街路樹のトウカエデの紅葉が見事だ。 蕪村の句に、「寒月に木を割る寺の男かな」…

『超人 高山宏のつくりかた』のこと

十一月二十三日は、二十四節気のひとつ小雪である。立冬と大雪のあいだで、小雪というのだろう。 快晴で通りの街路樹に桑の大木がある。ちょうど目にも鮮やかな黄色の葉だ。大きな葉も見られる。マウスパッドほどのサイズだ。 蕪村の句に、「このもよりかの…

佐田尾信作氏の話を聴く

大人のための図書館セミナー「風の人 地の人―宮本常一という世界」を聴きに、夕方図書館へ寄る。講師は佐田尾信作氏。会場の四階の大会議室の聴衆は定員の百名ほど。司会は館長の吉田氏で、6時から始まった。 宮本常一の残した仕事とその今日的意義について…

内山節の『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』

夕方から通りに繰り広げられている「おとぎの国」を訪れる。 18日からえべっさんと呼ばれる商売繁盛を祈願する胡子大祭(えびす講)が始まっていて、散策する人が多い。立ち止まってデジカメで撮影している姿が、あちこちに見られた。 30メートルもある…

「新日曜美術館」でフェルメールを見聞

寒気団の南下で、冷え込む。晴れて街路樹の紅葉が鮮やかだ。 夕方、上弦の月が南南東の空に高く昇っていた。気温が下がり澄み切った空に流れる雲と半月が眺められる。 NHK教育テレビの「新日曜美術館」で《フェルメール つきぬ魔法の秘密〜「牛乳を注ぐ女」…

池澤夏樹の『虹の彼方に』

池澤夏樹の新刊『虹の彼方に』(講談社)を読んだ。二〇〇〇年の春から二〇〇六年の末までの間、雑誌『現代』の巻頭に筆者の書いたコラムを主に、その他の新聞や雑誌に書いた文章をまとめたものである。 「本を消費する国」と「バベルを復興する営み」の二編…

宮本常一 旅する民俗学者

夕方、南西の空の地平線に近く三日月が眺められた。 蕪村の句に、「三日月も罠(わな)にかゝりて枯野哉」。明和年間の句。 昨夜、NHKテレビの番組「探査機“かぐや”月の謎に迫る〜史上初!「地球の出」をとらえた」で、月の上空の探査機「かぐや」から地球を…

『はだかのカエルとはだしのライオン』

朝は冷え込む。サツマイモの鳴門金時が、植えてから四ヶ月である。そろそろ芋ほりの時期かな。試し掘りをしてみよう。 ささめやゆきの『はだかのカエルとはだしのライオン』(講談社)を読んだ。アフリカクロツメガエルは悩みおおき楽天家。アフリカライオン…

内山節氏の「自然に親しむ」を聴く

通りの街路樹が紅葉して、落葉が歩道に散っている。 蕪村の句に、「ひつぢ田に紅葉ちりかゝる夕日かな」。天明三年十月二日の句である。*1 今夜のラジオ深夜便は、明石勇アナウンサーの担当日である。「ないとガイド」の「自然に親しむ」は奇数月で内山節氏…

「いとしのオールディーズ」の正津勉の話の続き

昨夜のNHKラジオの番組「いとしのオールディーズ」で、正津勉がゲストに出演していて、最初の曲がエルビス・プレスリーの「ハート・ブレイク・ホテル」で始まった。続いて、ポール・アンカの「ダイアナ」、ニール・セダカの「恋の片道切符」。 歌を聴きなが…

「いとしのオールディーズ」で正津勉の話を聴く

昨日の十一月八日は立冬であった。今日も晴れていて暖かい。最高気温は20度。 七日に植えた春とりキャベツと高菜の苗を見る。根付いているようだ。 蕪村の句に、「初冬や日和になりし京はづれ」。明和五年十月八日の句である。 夜、ラジオのスイッチを入れ…

漫画図書館青虫のこと

「ビッグコミックONE」12月1日号で、「漫画図書館青虫」への取材記事を読む。JR只見線只見駅から徒歩7分にある。取材した勝川克志さんによると、「青虫」は元は只見教会(正式には伝道所)と併設の保育所だった建物にある。 館長の高野行央氏が、横浜で…

アキ・カウリスマキの映画『街のあかり』のこと

曇りで、夕方から雨になる。3日より上映されている、アキ・カウリスマキの映画『街のあかり』をサロンシネマ1で観る。最終上映時間で、観客は15人ほどだった。 ヘルシンキの街で、警備員でひとり生きる主人公コイスティネンは、周りと迎合しない男。その…

本のリサイクルフェア

文化の日で、市立図書館の「本のリサイクルフェア」に参加する。先着1000名様当選へ、往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)を記入して申し込んだのだが、当選していたのだ。 当選者は、先着1000名程度で、先着順に、9時30分から30分…

森岡まさ子さんとフォスコ・マライーニさんのこと

川を渡っているとカモメが前方を横切ってゆく。快晴の青空にカモメの白いつばさが、ゆっくり羽ばたきながら滑るように飛んで行くのだった。通りすがりの畑に柿が鈴なりで、細い枝が重みで垂れ下がっているのだった。 リンク元に、Googleから木曜、金曜日と「…