2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木清順監督の映画『殺しの烙印』

日活映画特集の後半となる今月は、坂本九のヒット曲に乗せて若者たちの生き方を描く「上を向いて歩こう」、加賀まりこの魅力が際立つ「月曜日のユカ」、今村昌平監督が女性の強い生命力に迫った「赤い殺意」、鈴木清順監督が独特の演出で殺し屋たちの闘いを…

馬酔木(アセビ)を見る

19日は二十四節気のひとつ雨水であった。以後晴天がつづく。 連日最低気温が2℃、最高気温が12℃が続いていたが、今日は14℃を超える。 七十二候では、雨水の頃、ツバキ、アセビ咲き、梅は咲き初めである。 先日訪れたヤブツバキ(藪椿)の群落の近辺に…

ヤブツバキ(藪椿)を見る 

19日、二十四節気のひとつ雨水であった。 七十二候は、梅の咲き初め、椿やアセビが咲く頃である。 椿の群落を訪れる。高さが十メートルほどあり、鬱蒼と茂っている。 椿の葉がつやつやしている。花は赤く満開だ。つぼみも見られる。 Theaceae ツバキ科 Cam…

映画『エデンの海』

今月(2月)は、「日活映画特集」が開催されている。 西河克己監督の映画『エデンの海』(1963年、日活、97分、カラー)を観る。 出演は、和泉雅子、高橋英樹、東野英治郎、牧理恵、佐野浅夫、高原駿雄、小沢昭一、三崎千恵子、飯田蝶子、小園蓉子。 …

梅の花と書評のこと

春の訪れを知らせてくれる梅の花。 公園の白梅に変化が見られた。 先日のつぼみは、まだつまんでみると堅かったが、今回は白い花弁(はなびら)になる部分がふっくらと柔らかさが感じられる。 寒さに耐え、日々開花へと進みつつある。 夜、ラジオ深夜便で「…

「とっておきラジオ 乱歩の惑星」

午前、NHKラジオの番組「とっておきラジオ 乱歩の惑星」を聴く。 今年は、江戸川乱歩の生誕120周年というわけでつくられた番組だった。 耳で聴く小説である。 最初、壇蜜の朗読で江戸川乱歩のプロフィールが語られる。 朗読されたのは「火星の運河」と「…

千駄木に隠れおほせぬ冬の梅

14日、曇り、最低気温1℃、最高気温6℃。 先日、公園の梅につぼみを見つけた。手でさわってみると、まだ堅(かた)かった。 花芽はまだ大きくはなっていない。二月に入ってからの寒の戻りで、成長が遅れているようだ。 正岡子規の俳句で、「千駄木に隠れお…

ニキータ・ミハルコフ監督の映画『愛の奴隷』

今月(2月)の特集、「ニキータ・ミハルコフ監督特集」の1970年代に制作された作品の一本。 ニキータ・ミハルコフ監督の映画『愛の奴隷』(1976年、旧ソ連、93分、カラー)を観る。 出演は、エレーナ・ソロヴェイ、ロジオン・ナハペトフ、アレク…

西部劇映画論のこと

ニキータ・ミハルコフ監督の映画『光と影のバラード』(1974年、旧ソ連、95分、カラー)は西部劇のような味わいの作品で、列車で運ばれる赤軍の50万ルーブルの資金をめぐる白軍と盗賊団の騎馬隊による強奪戦のスペクタクル、強盗団の親分に扮するニ…

ニキータ・ミハルコフ監督の映画『光と影のバラード』

《数々の国際映画祭で受賞するなど、ロシア映画界を代表する監督の1人であるニキータ・ミハルコフ。今回の特集では、白軍と赤軍の闘いを描いたアクション映画「光と影のバラード」、チェーホフの戯曲などを原作にした「機械じかけのピアノのための未完成の…

三日月はそるぞ寒さは冴えかへる

晴れて寒気が強い。青空も見えていて牡丹雪(ぼたんゆき)が舞い降りて来る。 最高気温7℃、最低気温2℃。 常緑樹の山茶花(さざんか)が、紅色の花弁(はなびら)で満開だ。 「三日月はそるぞ寒さは冴(さ)えかへる」、文政元年の小林一茶の俳句である。 …

立春

2月になって、晴れたり曇ったり気温が上がり、連日最高気温が14℃から15℃ほどで暖かかった。 3日は節分であった、立春の前日である。夜、鬼は外福は内と豆まきをする。 4日、晴れる。二十四節気のひとつ立春である。気温が下がり最高気温10℃。最低気…