2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
街路樹にハクモクレン(白木蓮)のつぼみが多数膨らんでいる。開花にはもう少し日にちを要するようだ。 そばにシダレヤナギの木があり、細い枝に鳥の爪のような形の小さな芽が見られた。 蕪村の句に、「柳から日のくれかゝる野路(のみち)かな」。安永六年…
弱い雨が夕方近くまで降り、最高気温は6℃で寒い日だった。 昨日のNHKラジオの番組「新・話の泉」を録音したのを聴きなおす。出演は立川談志、山藤章二、毒蝮三太夫、嵐山光三郎、ミッキー・カーチスで、司会は渡邊あゆみアナウンサー。あいにく前半を録音し…
昨夜の牡丹雪が、今朝積もっていた。晴れて陽射しが強く、じきに消える。 夜半の凍りつくような晴れた夜空に北斗七星を眺める。 ラジオ深夜便で「読書で豊かに」を聴く。今月のゲストは荒川洋治さんである。五年近く出演していたという荒川さんだが、今回で…
今朝の朝日新聞の一面下に、国書刊行会より武藤康史の『文学鶴亀』の広告を見る。 《「国語辞典を引いて小津安二郎を読む」・・・古くて新しい〈ことば〉〈文学〉を探る日本語探偵帖!》 もしや「国語辞典を引いて小津安二郎を読む」というのは、『三省堂国…
このところの陽気で水仙や梅の花が満開である。 蕪村の句に、「白梅わすれ花にも似たる哉」。 もう一句、「住吉に天満神(あまみつかみ)のむめ咲(さき)ぬ」。*1 古今亭志ん生の落語「品川心中」を聴いていると、「居残り佐平次」「芝浜」などの噺を盛り込…
昨日は雨水であった。 二十四節気の一。二月一九日ごろ。水ぬるみ、草木の芽が出始めるころの意。 『大辞泉』 今日の最高気温が13℃で、寒さがゆるむ。チューリップの芽が伸びて来た。 蕪村の句に、「莟(つぼみ)とはなれもしらずよ蕗(ふき)のと(た)う…
今朝も−1℃まで気温が下がって、冷え込む。 この寒風の中で、枇杷(びわ)の木に花が咲いていた。白くて目立たないが、枇杷の花の匂いはほんのり甘くて良い香りだ。 17日の朝日新聞の広告で中沢新一/波多野一郎『イカの哲学』(集英社新書)という本を知る…
紅梅が膨らみ満開である。青い空と紅梅の色が目に鮮やかだ。 蕪村の句に、「宿の梅折取(おりとる)ほどになりにけり」。 テレビのニュースで第58回ベルリン国際映画祭で、荻上直子監督の映画『めがね』がザルツゲーバー賞を受賞したという。どんな賞かと調…
昨夜は上弦の月であった。今宵も晴れているので、夜半に外へ出てみた。半月が西の空に傾きかけている。 月明かりであるが、天の川が淡く光っていた。火星も幾分か小さくなっていて、オリオン座やおおいぬ座のシリウスも見える。 今年の初午は二月十二日だっ…
昨日の夕方近くに牡丹雪が舞い降りる。晴れていて三日月が南西に昇っていた。月が輝いていて、地上では雪が舞っているのだった。終日気温が上らなかった。 今朝は最低気温が−1℃で、外はうっすら雪で白くなっていたが、じきに消えた。晴れて陽射しが強い。 …
白梅の木に花が開き始めている。蕪村の句に、「野路の梅白くも赤くもあらぬ哉(かな)」。明和六年一月十日の句である。 『貸本マンガ史研究』19号がクロネコメール便で送られて来た。期待していた長谷邦夫氏へのインタビューがなくて、編集後記に《しかし…
NHK教育テレビの「新日曜美術館」で「江戸っ子の意気 ここにあり 歌川国芳」というタイトルの番組を観た。ゲストに高橋克彦さんが出演。 国芳に「みかけはこはいがとんだいい人だ」というだまし絵があるが(番組では「寄せ絵」と言っていた)、人体で顔を描…
夕方、南西の空に低く月が出ていた。七日が新月だったので、まだ細い月である。七日といえば、金環日食が南極大陸で見られたらしい。 蕪村の句に、「しら梅の枯木にもどる月夜哉」。 水仙が伸びて来ている。葉牡丹が寒風の中で、目に鮮やかだ。 この葉牡丹と…
寒いですね。ぶるぶる。寒風のなか、道に沿ってキャベツが一面に広がっている畑がある。葉が大きく引き締まった玉になっていた。見事に育ったキャベツです。そばで眺める。うーむ。キャベツの入ったお好み焼きを思い出す。肉玉そば入りのお好み焼きが好物で…
2月4日は立春であった。蕪村の句に、「日の光今朝(けさ)や鰯(いわし)のかしらより」。 川に冬の渡り鳥が泳いでいる。小さな群れだ。ピュー、ピューと鳴き声は聞こえないが、ヒドリガモの群れである。 正午過ぎに街頭で号外を配っている人を見かける。…
節分。朝方は曇っていたが、夕方までは晴れていた。夕方近くなって霧雨で曇る。夜半に雲間に星が見える。 街路樹のハクモクレン(白木蓮)のつぼみが膨らんでいた。まだ小粒だが、この寒風の中でも膨らんで来ている。 夜、節分の豆まき。海苔巻きを作り食べ…
川を渡っていると海鵜やヒドリガモを見かける。海鵜は潜っては浮びを繰り返している。ヒドリガモは岸辺に群れて、浅瀬の海苔をついばんでいるようだ。 蕪村の句に、「水鳥も見えぬ江わたる寒さ哉」。安永六年の句である。 今週手に入れた岩波書店編集部編『…