2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

映画の中の広告

27日は晴れて15℃まで気温が上がり寒さがゆるんだ。 28日、ふたたび寒気が強まる。曇って、最低気温3℃。最高気温は9℃。 公園樹や街路樹のクロガネモチの果実が赤く熟している。 冬の樹木の果実の色は赤色が多い気がする。鳥が実を見つけやすいからだ…

小津安二郎監督の映画『東京の宿』

「小津安二郎監督特集」から一本。 映画『東京の宿』(1935年、松竹蒲田、80分、白黒、無声サウンド版) 出演、坂本武、突貫小僧、岡田嘉子、飯田蝶子。音楽・堀内敬三。 坂本武扮する喜八を主人公とする‘喜八もの’の一本。下町の工場地帯、失業中の喜…

小津安二郎監督の『和製喧嘩友達』

「小津安二郎監督特集」から、昭和4年と昭和5年の映画三本が上映される。 映画『和製喧嘩友達』(1929年、松竹蒲田、14分、白黒、無声[デジタル復元版]) 出演、渡辺篤、浪花友子、吉谷久雄、結城一郎。撮影・茂原英雄。 若い二人のトラック運転手…

加能作次郎とつげ義春

20日は、二十四節気のひとつ大寒である。 漱石の「草枕」は、「山路 ( やまみち ) を登りながら、こう考えた。」と始まる。 山道を登りながらヤブツバキの花を眺めた。 日当たりのよい道に沿って生えている。多くのつぼみが、枝のあちこちにまだ咲くのを…

空は太初の青さ妻より林檎うく

6日が二十四節気のひとつ小寒。 寒に入って一年じゅうで今が寒さがもっとも厳しい時期なのですが、街路樹のハクモクレンに春の気配を感じました。落葉樹なので葉は落ちていて、青空へ向かって枝の先につぼみが、もうふくらみ始めていました。 つぼみの表面…

小津安二郎監督の映画『学生ロマンス 若き日』

小津安二郎監督特集が映像文化ライブラリーで1月から3月にかけて開催される。 《今回の特集では、1929(昭和4)年に公開された「学生ロマンス 若き日」から遺作の「秋刀魚の味」まで、小津監督の現存する全作品を上映します。とりわけ、当館では初め…

映画「流れる」と小説「流れる」

晴れて乾燥している。最高気温11℃、最低気温3℃。 「週刊文春」の連載で小林信彦の「本音を申せば」が「映画をめぐる人々」と題して冒頭、品田雄吉さんの死去をめぐり書いている。 「ぼくにとっては五十年以上の雑談の相手だった」という。 品田さんと会っ…

新刊から

川に浮かんでいる渡り鳥がいた。ヒドリガモの群だ。のどかな冬の風物詩である。 晴れていて風もなく穏やかな日和である。 6日が小寒であったが、寒中にしては過ごしやすい天気である。最高気温12℃、最低気温1℃。 新刊で池内紀著『本は友だち』が出た。み…

「焼芋、二十円ちょうだい」2

新潮社のPR誌「波」2015年1月号の香川京子と川本三郎の対談を読む。 タイトルは「行きつく映画は成瀬巳喜男」、副題に――名女優と語る〈静かな巨匠〉の面影。 成瀬巳喜男監督の映画で、「驟雨」についての談話が楽しい。 川本 成瀬って、お金に細かいん…

阿川弘之著『贋車掌の記』のこと

余談になりますが、阿川弘之著『贋車掌の記』(六興出版)に、「F104搭乗」と「にせ司令の記」という文が収録されている。 「F104搭乗」は、三島由紀夫が自衛隊の戦闘機F104に搭乗し、大変興奮したことを聞いてもらいたくて阿川弘之のところへ何度も電話をか…

「焼芋、二十円ちょうだい」

6日は、二十四節気のひとつ小寒である。 寒気がしだいに強まる時期である。 5日、晴れて最高気温12℃、最低気温3℃。 しかし、常緑のシダ類はつやつやとしている。 コシダが、繁茂していた。 ウラジロ科の常緑、多年生のシダ。山地に自生し、葉は長さ約一…

『空旅・船旅・汽車の旅』

12月の新刊で、阿川弘之著『空旅・船旅・汽車の旅』(中公文庫)が出ている。 解説が関川夏央氏である。 本の紹介記事に、《文庫化にあたって、悪路の東北を自動車で一周した「一級国道を往く」の後日談、「二十二年目の東北道」も収録。》とある。 そうす…

門前の雲をふむべく年あらた

朝、6時ごろに雪が降り始めていた。 8時頃に止むと、一面の雪景色になった。 新年は雪景色で迎えた。最低気温−1℃、最高気温4℃。 雪が止むと晴れた。青空で陽射しは強い。 元旦は朝雑煮を食べる。 雑煮にはハマグリと三つ葉と白と赤の蒲鉾が入っている。 …