オリーブの実が色づく

 街路樹のオリーブの木に色づいた果実を見つけた。オリーブの実がやや赤みを帯びる時期を迎えている。完熟すると黒紫になります。

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 「ちくま」10月号の新刊案内の嵐山光三郎著『「世間」心得帖』に注目。文庫オリジナルとある。

 夏の読書で、嵐山光三郎著『兼好凶状秘帖』という小説を読んだ。吉田兼好が主人公。
 「終章 スイカ譚(たん)」に、筆者が恩師の金田元彦氏に卒業後二十九年めにして、再び金田研究室の弟子となった経緯が記されている。

 金田元彦氏の『私の鵠沼日記』を読むと、林達夫貸本屋「湘南文庫」が設けられた場所が金田邸であった。鵠沼の土地と人々との交流が興味深く書かれている。『私の鵠沼日記』の副題が、「大佛次郎幸田文の思い出」。