2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「美しい本の必要」

今日は梅雨の中休みで曇り空にアジサイの花が見頃である。 夜、NHK教育テレビの番組で「視点・論点」を観る。詩人の長田弘氏の出演だった。 「美しい本の必要」と題して新刊の本の朗読と紹介があった。 花を持って、会いにゆく 人生は森のなかの一日 詩とグ…

雨降りだからミステリーでも

アジサイの季節がやって来た。雨降りだからミステリーでも勉強しよう。 というわけではないが、「特集・ミステリー映画探訪」に通っている。 25日、野村芳太郎監督『配達されない三通の手紙』(1979年、松竹、130分、カラー)が上映された。 6月の…

PACU PACUと赤トンボ

日没が遅くなって、いつまでも明るい。公園の池に赤トンボを見つけた。 ナツアカネだろうか。 赤トンボの一種。アキアカネに似て、夏季は頭・胸部が褐色、腹部が橙色であるが、秋になると、特に雄は鮮紅色になる。六月末から一〇月ごろまでみられる。 『大辞…

河村黎吉と森繁久彌

21日は二十四節気のひとつ夏至だった。 蕪村の句に、「明けやすき夜や稲妻の鞘ばしり」。 6月26日に、晴天であれば部分月食が見られる。食最大は午後8時半ごろ。 新刊の小林信彦著『森繁さんの長い影――本音を申せば』(文藝春秋)には、「週刊文春」連…

松本清張展2

「特別展 松本清張 〜清張文学との新たな邂逅〜」 《この作家を培った前半生と、膨大な作品を生み出した後半生を軸に代表作の言行や取材メモ、直筆原稿を展示し、松本清張の魅力やその精神性に迫ります。》 展示構成は、 1、思索と創作の城 2、小倉時代の…

チョウトンボとミステリー映画

チョウトンボを見た。池のハスの枯れ枝の先に止まっていた。 羽化したばかりだろうか。翅(はね)の形と色が特徴的なトンボだ。蝶のようなトンボ? 昨年も見たので、この池が生息地になって定着しているようだ。 しかし、個体数は少ないですね。 今月は「ミ…

松本清張展

公園の池でクロイトトンボがハスの葉や睡蓮の葉のあちこちに見られた。 ひっそりと葉に吸い付くように止まっている。静かなトンボ。 一方、水面に一定の高さでオニヤンマが高速で飛び回っている。ぐるぐると何度も同じところを旋回している。オニヤンマは瞬…

『マイ・バック・ページ』の目次

公園の池に寄ると、騒々しい声が聞こえて来た。牛の鳴くようなモォー、グーグルー、クククー、ゲー、ゲゲーと鳴き声が水辺からする。池の縁に大きな蛙を見つけた。 池にはクロイトトンボが多い。尾の青紋が宝石のような青い色だ。 水面を観察していると、大…

「石の来歴」と「三つ目の鯰」

背丈の高いタチアオイが大きな花で咲いている。紅・白・淡紅と鮮やかだ。 13日の深夜に、小惑星イトカワの砂などが入っている可能性のあるカプセルを持った探査機はやぶさが地球に帰還する。 10日の朝日新聞の「天声人語」に、奥泉光の「石の来歴」の冒…

『映画女優 若尾文子』

6月6日は、二十四節気のひとつ芒種(ぼうしゅ)であった。 太陽暦では六月六日ごろ。芒(のぎ)のあるイネを植える時期という意味から来ているようだ。 そういえば、今年の壬生の花田植えが六日だった。テレビのニュースで見た。 梅雨を前にして梅の木の実…

『マイ・バック・ページ』の映画化

「本はねころんで」さんで、初めて知った映画化の話について少し書いてみます。 映画が公開されるのは来年(2011年)になるが、山下敦弘・監督で川本三郎の著書 『マイ・バック・ページ』が映画化されるようですね。 山下敦弘監督といえば、映画『天然コ…

「鉄砲勇助」の法螺

糸トンボを公園の池の植え込みで見かける。3センチほどの大きさである。 老舗古書店支店の百円棚から、小林信彦『小説世界のロビンソン』(1992年、新潮文庫)、高橋源一郎『ジェイムス・ジョイスを読んだ猫』(1990年、第一刷、講談社文庫)を買う…