2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『続 夫婦善哉』のこと

昨夜、NHKラジオの「大分発ラジオ深夜便」という番組を聴く。 馬券に当たって夢を与える場所として別府に来て商売をやるのですが、うまく行かないし・・・と、出演者(重岡徹氏)が語っているところから聴いた。 織田作之助の小説「続 夫婦善哉」についての…

奈良七重七堂伽藍八重桜

昨日の夕方より天気が回復する。今日は西より風が強く吹き続ける一日であった。 天には青空が広がり、地には草木の若葉がみずみずしい。 花弁(はなびら)が多く重なっている八重桜が満開で、風に吹かれている。 八重咲きのサトザクラ。ヤマザクラから変化し…

杉江敏男監督の映画『ジャンケン娘』

今月の9日、映像文化ライブラリーで「特集・音楽映画への招待」の一本、杉江敏男監督の映画『ジャンケン娘』(1955年、東宝、92分、カラー)が上映された。 館内は満席。 プログラムに、 美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみの3人娘が、この作品で初…

蒟蒻につゝじの名あれ太山寺

天気は、小雨、曇り、小雨。 早朝ラジオでキャンディーズの三人のひとりだったスーちゃんの訃報ニュース。 小雨の中ツツジが咲き、花弁(はなびら)が濡れている。 明治二十五年の子規の句に、「蒟蒻(こんにゃく)につゝじの名あれ太山寺」。 前書きは、伊…

伊勢の海の魚介豊かにして穀雨

今日は、二十四節気のひとつ穀雨で、透き通るような青空が広がっている。 ソメイヨシノは散って葉桜になっていた。八重桜は今が盛りである。 穀雨とは、『大辞泉』によると、《穀物を育てる雨の意》とあり、引用句は「伊勢の海の魚介豊かにして穀雨」(長谷…

地球の上に朝がくる2

午前の小雨の後、夕方に晴れ間が見え、月が東の空に低く昇って来ていた。 今宵は満月である。この時期は小雨が多い。 そういえば、20日は二十四節気のひとつ穀雨である。 地球の上に朝がくる その裏側は夜だろう 西の国ならヨーロッパ 東の国は東洋の・・…

地球の上に朝がくる

木蓮(モクレン)が花盛りで見頃です。花弁(はなびら)は空の方へ向いて紫色が鮮やかです。花は風にゆれている。 モクレン科の落葉低木または亜高木。よく分枝し、三、四月ごろ、葉に先だって紫色の六花弁を上向きに開く。実は集合果で、熟すと裂けて赤い種…

『悲しき口笛』と『東京キッド』

今月は「特集・音楽映画への招待」が映像文化ライブラリーで始まっている。 3日、家城巳代治監督の映画『悲しき口笛』(1949年、松竹、83分、白黒)を観に寄る。 満席で立ち見が出るほど盛況であった。 プログラムに、 美空ひばりの銀幕における初期…

肩の力を抜くこと

先日、週末の公園は花見客で賑(にぎ)わっていた。 今日は朝から晴れて青空がどこまでも広がっている。 清らかな明るさ。二十四節気のひとつ清明である。春分から十五日目である。 夕方、公園の桜を見る。満開だった。週末まではソメイヨシノは見頃だろう。…