2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『織田作之助の大阪』のこと

生誕100年ということだろう。織田作之助の本やその関連本が刊行されている。 来月(11月)の新刊に、織田作之助著『わが町・青春の逆説』が岩波文庫で刊行されるようだ。 新刊で、オダサク倶楽部編『織田作之助の大阪』(平凡社)を手にとって見た。 オ…

カレル・ゼマンの「彗星に乗って」

10月と11月の2ヵ月にわたり開催される「カレル・ゼマン特集」からの一本。 14日、カレル・ゼマンの『彗星に乗って』(1970年、チェコ、74分、カラー)を観る。 DVカムによる上映作品。35ミリ・フィルムと比べると、スクリーンでの質感が違っ…

カレル・ゼマンの「悪魔の発明」

10月と11月の2ヵ月にわたり開催される「カレル・ゼマン特集」からの一本。 13日、カレル・ゼマンの『悪魔の発明』(1958年、チェコ、82分、白黒)を観る。 35ミリ・フィルムではなく、DVカムによる上映だった。 出演は、アルノシュト・ナヴラ…

大林宣彦監督の映画『姉妹坂』

先月につづいて、今月(10月)の「家族の肖像 ホームドラマの軌跡」で上映された作品のうちの一本。 大林宣彦監督の映画『姉妹坂』(1985年、東宝映画、102分、カラー)を観る。 出演は、紺野美沙子、浅野温子、沢口靖子、富田靖子、尾美としのり、…

ミカンと誤訳の海

21日、22日と気温は25℃まで上がり、早朝が15℃前後で寒暖の差が大きい。 昼間は汗ばむ陽気であった。まだ山の樹木に紅葉は見られない。 23日は二十四節気のひとつ霜降で、最高気温20℃、最低気温19℃。曇り。 霜降とは、このころ霜が降りはじめる…

雑誌「ユリイカ」

雑誌『ユリイカ』2013年8月増刊号が、やなせたかし特集号でした。 [やなせたかしのまんが道]と題した収録エッセイで、「投稿時代」(池内紀)に注目。 『ユリイカ』11月臨時増刊号の特集は、小津安二郎生誕110年・没後50年を記念しての増刊号…

イチジクとやなせたかしさん

8日は二十四節気のひとつ寒露であった。 麦をまき、柿が実る時期である。 16日、台風の余波で風が強かった。最低気温17℃、最高気温21℃。 イチジクの実が色づき先端が裂けていた。熟して食べごろですね。 クワ科の落葉高木。高さ約四メートル。葉は手…

カレル・ゼマンの「ほら男爵の冒険」

「カレル・ゼマン特集」で上映されている作品の一本を観る。 カレル・ゼマンの『ほら男爵の冒険』(1961年、チェコ、83分、カラー)。35ミリフィルム。 出演は、ミロシュ・コペツキー、ヤナ・ブレイホヴァー、ルドルフ・イェリーネク。 月面に降り立…

カレル・ゼマンの「前世紀探検」

10月と11月の2ヵ月にわたる「カレル・ゼマン特集」の一本、カレル・ゼマンの『前世紀探検』(1955年、チェコ、93分、カラー)を観る。フィルムは35ミリ。 ボートに乗った4人の少年が、時間の川を遡りながら古代を冒険する。空には翼竜や始祖鳥…

カレル・ゼマンの「鳥の島の財宝」

《カレル・ゼマンはイジー・トルンカと並ぶチェコ・アニメーションの創始者であり、巨匠の1人です。ゼマンは第2次世界大戦中にチェコ・アニメーションの発祥地ズリーンを拠点に制作をはじめ、書き割りスタイルのセット、レトロなデザインの切り紙アニメー…

カレル・ゼマンのデビュー作

8日、台風が近づいている。夕方より雨になった。 9日、台風一過、晴れのち曇り。 街路樹のザクロ(石榴)がつやのある実をつけていた。 樹高は五メートルほどで枝が伸び広がっている。 葉の間からザクロの実があちこちと見え隠れしていた。 ザクロの実は、…

「創作の極意と掟」

5日、雨。最低気温18℃、最高気温21℃。急に涼しくなる。 前日までの夏のような気温から秋らしくなった。 6日と7日は晴れた。そして再び気温が31℃まで上がった。 『群像』10月号で、筒井康隆の連載「創作の極意と掟」最終回で、筆者がレーモン・ク…

映画『秋日和』

今月の特集「家族の肖像 ホームドラマの軌跡」から、小津安二郎監督の映画『秋日和』(1960年、松竹、128分、カラー)を観る。 出演は、原節子、司葉子、岡田茉莉子、佐田啓二、佐分利信、中村伸郎、北竜二、沢村貞子、三宅邦子、笠智衆、渡辺文雄、…

映画『戸田家の兄妹』と山口勇のこと

10月も9月に引継ぎ、「家族の肖像 ホームドラマの軌跡」と題した上映会を開催している。 そのうち9月に観た一本。 小津安二郎監督の映画『戸田家の兄妹』(1941年、松竹、104分、白黒)、昭和16年の松竹映画である。 出演は、佐分利信、高峰三…