2016-01-27 枯蔓の太きところで切れてなし 晴れて、南西の風が吹く。寒波が去って冬日和である。 山道にツワブキの花が生えていて、花が綿毛になっていた。 風が吹くと今にも飛んで行きそうだ。 「さし寄せし暗き鏡に息白し」 「枯蔓(かれづる)の抱きたる実を失くし居り」 「枯蔓の太きところで切れてなし」 中村汀女の俳句で、昭和十一年(1936年)の句です。