ハスの花とイチョウの葉

ハスの花

 夏至の日に訪れた池へ寄る。ハスの花があちこちに咲いていた。夕方でも、まだ明るい。花の色は白だった。満開の花の中央に実の詰まった蜂の巣状のものが見える。残りの花は、つぼみだった。つぼみは色が白で部分的に紅色が付いていた。大きさは手を握ったときの握りこぶし大である。池の縁(ふち)にトノサマガエルがいた。夏至の頃よりハスの背が伸びて高くなっていた。
 池のそばにイチョウの木が立っている。葉が緑濃い。手に持って空にかざせば葉が透けて筋状のものが見える。ちょうど杉などの針葉樹の葉を並べて広い葉になったかのようだ。葉の形が蝶(チョウ)に似ているなあ。