2005-07-22から1日間の記事一覧

『ニューヨーカー』を読んでいると思い出す植草甚一

蕪村の句に「半日の閑を榎やせみの声」がある。これは、なんとなく蝉の句の感じがする。もう一つ「蝉鳴くや行者の過(すぐ)る午(うま)の刻」の句は正午頃の時刻に行者が通り過ぎる情景としたら、蝉は蝉しぐれではなく一休みしている時刻になるんだが・・…