ミツバチとクローバー

ミツバチ

 今日は二十四節気のひとつ芒種(ぼうしゅ)。芒(のぎ)のあるイネを植える時期という意味らしい。
 イネやムギなどの実には外側にとげのようなものが付いている。これを芒(のぎ)と呼ぶそうだ。夕方ベンチで飲み物を飲んでいるとハトやスズメが近づいて来た。周辺にある芒(のぎ)のある草の実をついばみに来たのだ。おやっ、クローバーの花が揺れる。近寄ってみると一匹の蜂が蜜を集めに飛び回っていた。セイヨウミツバチ?
 泉麻人の「大連にエキゾチックなジャパンを見た」を読んだ。『文藝春秋』四月臨時増刊号「ニッポン再発見」に所収の紀行文。「戦前、日本が40年にわたって統治した大連には、満州国時代の駅や港、日本人街がいまも残っている。理想都市を夢見た当時のニッポンの残り香を求めて、街歩きの達人・泉麻人が大連と旅順を探訪した。」
 昨夜のNHKテレビで、後藤新平児玉源太郎から似島(にのしま)の検疫所を造る事業を任されたこと、南満州鉄道の総裁になったこと、後に震災後の帝都復興計画を区画整理で実現していったことを「その時歴史が動いた」で観たばかりである。

 小西康陽の『ぼくは散歩と雑学が好きだった。小西康陽のコラム1993−2008』(朝日新聞社)を読みはじめる。
ぼくは散歩と雑学が好きだった。 小西康陽のコラム1993-2008