「新・話の泉」

糸トンボ

 快晴で昼は残暑が厳しい。ツクツクボウシが鳴く頃になった。
 夕方公園の池へ寄り道する。
 ハスの葉に小さな糸トンボがいた。3センチほどのサイズだ。
 日が暮れると涼しい。南の空に木星と月が接近しているのだった。

 夜、ラジオのスイッチを入れると、「新・話の泉」を放送していた。
 出演は立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史の各氏で、ゲストは森永卓郎氏だ。司会は渡邊あゆみアナウンサーである。
 貧乏をめぐって談話が盛り上がっているところから聴けた。
 「もし貧乏に良いところがあるならば?」回答者が答える。
 森永卓郎さんから『優雅な暮らしにおカネは要らない』というドイツでヒットした本の紹介あり。
 森永さんが教養のある貧乏を提案している。
 貧乏な若者にエールを送ろうのコーナーでした。ここでゲストの森永卓郎さんがペットボトルを持って退出になる。
 7月の「新・とんち教室」の問題は「世の中は澄むと濁るで大違い」に下の句をお考えくださいだった。
 寄せられた回答が206通あって、優秀な作品を発表する。
 「世の中は澄むと濁るで大違い。」以下、回答。

 「マクロは巨大、マグロは巨体。」
 「矯正は誤りを正し、行政は誤りを認めず。」
 「甲子園は暑いが、広辞苑は分厚い。」
 「左遷は切られるが、(丹下)左膳は切りつける。」
 「気象は晴れるが、偽証はばれる。」
 「椅子に座る子、伊豆に踊り子。」
 「金閣寺は見上げるが、金隠しは見下げる。」
 「浣腸は出したくて、勘定は出したくなくて。」
 「霧は軽くて、義理は重い。」などなど。

 番組は、家元談志のジョークで締めくくられた。
 司会は渡邊アナウンサーでした。どうもありがとうございました。と言って番組が終わった。