ディック・ミネと『鴛鴦歌合戦』

入道雲

 今朝のニュースで連続熱帯夜が21日という。観測史上初だそうだ。
 16日夜、ラジオのNHKFMで「真夏の夜の偉人たち ディック・ミネを語ろう」を聴いた。
 立川談志加賀美幸子のお二人の談話のあいだに、ディック・ミネの歌を交えながら番組が放送される。なかでも戦前の映画で、ディック・ミネが出演した映画『鴛鴦歌合戦』について立川談志が語るのは興味深かった。
 18日、アラン・レネ監督の映画『ミュリエル』(1963年、フランス、117分、カラー)を観る。
「フランス映画特集」の一本。
 アラン・レネ監督の『ヒロシマ・モナムール』(1959年、公開時の邦題「二十四時間の情事」1時間31分、白黒)は第二次世界大戦での出来事が主人公たちに影を落としているのだったが、『ミュリエル』はフランスの二つの戦争が影を落としている。
 第二次世界大戦を体験した未亡人エレーヌと養子の息子ベルナールの体験したアルジェリア戦争である。