2016-03-19 はこべらや川岸の名の澱町 晴れて街路樹のツバキが満開になっている。最高気温21℃、最低気温12℃。 空気は乾燥している。 20日は、春分である。桜のつぼみがふくらみ開花は近いようだ。 「みちのくの子の寒がりよ春時雨」 「春雨のポストの色褪せて」 「はこべらや川岸の名の澱町(よどみまち)」 中村汀女の俳句で、昭和十一年(1936年)の句である。 昭和十一年春から昭和十二年夏まで、汀女は北の国の仙台での生活を体験した。 雪の山の壮麗さ、梅桜の一時に開く春の華やかさにおどろいた。