2006-09-02から1日間の記事一覧

初秋や余所の灯見ゆる宵のほど

夜が明けると鳴いていた蝉の声が聞こえなくなった。昼間はまだ暑いのだが、朝晩の風に吹かれると肌寒い。夕方、散歩に出かけると聞こえてくるのは虫の鳴き声ばかりだった。 半月が南南東の空に見えた。木星は南南西に高度を下げて眺められた。 『蕪村句集』…