2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『裸の太陽』

6月は、昨年の5月に亡くなられた新藤兼人監督のシナリオ作家に焦点をあわせて「特集・新藤兼人のシナリオ」の上映会がありました。 9日の家城巳代治監督の『姉妹』(1955年、中央映画、100分、白黒)は、姉妹に野添ひとみ、中原ひとみ主演の作品で…

映画『真夜中の顔』

6月の「特集・新藤兼人のシナリオ」からの2本。 三國連太郎が主演の作品。 宇野重吉監督の『真夜中の顔』(1958年、歌舞伎座、76分、白黒)を観た。 出演は、三國連太郎、桂木洋子、水戸光子、梅野泰靖(やすきよ)、若原雅夫、滝沢修、小沢栄太郎 …

成瀬巳喜男監督『舞姫』と配役のこと

6月の「特集・新藤兼人のシナリオ」で上映の作品から。 8日、成瀬巳喜男監督『舞姫』(1951年、東宝、85分、白黒)を観る。 撮影が中井朝一、美術は中古智。脚本を新藤兼人。 出演は、高峰三枝子、山村聰、岡田茉莉子、片山明彦、二本柳寛、木村功、…

『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903ー1944』

先日、『初期アメリカ新聞コミック傑作選1903ー1944』(創元社)のパンフレットを入手。 全4巻+別冊。 「眠りの国のリトル・ニモ」、「クレージー・キャット」、「ガソリン・アレーのウォルトとスキージクス」、「さかさま世界」を収録。 推薦者の…

初蝶を見し目に何も加へざる

昨日の夕方、上弦の月が見られた。 夏至が近づいている。日の出の時刻が5時頃、日没が7時半頃と遅くなった。 公園の池にショウジョウトンボとチョウトンボを見る。 ショウジョウトンボはハスの葉にとまって動かない。じっといつまでも静止している。 トン…

溝口健二監督の『我が恋は燃えぬ』

「特集・新藤兼人のシナリオ」からの一本。 7日、溝口健二監督の『我が恋は燃えぬ』(1949年、松竹、84分、白黒)を観る。 脚本は依田義賢、新藤兼人。撮影が杉山公平で、美術を水谷浩。 出演は田中絹代、水戸光子、菅井一郎、小沢栄太郎。 6月プロ…

家城巳代治監督の映画『姉妹』

昨年の5月に亡くなられた新藤兼人監督の「特集・新藤兼人のシナリオ」と題して脚本を手がけた作品を映像文化ライブラリーで上映している。 9日、家城巳代治監督の映画『姉妹』(1955年、中央映画、100分、白黒)を観た。 出演は野添ひとみ、中原ひ…

小林信彦を読む、『北極光』余聞

6月5日は、二十四節気のひとつ芒種です。 穂のある穀物を植える頃でありますね。 公園の池に寄ると、クロイトトンボがハスの葉にとまっていました。 昆虫が活発に活動する季節がやって来ました。 田中重雄監督の映画『北極光』(1941年、新興キネマ、…

田中重雄監督の映画『北極光』

《昨年の5月に亡くなられた新藤兼人監督は、200本を超える脚本を書き、シナリオ作家としても日本映画界の中で大きな存在でした。今月は、シナリオ作家としての新藤兼人監督に焦点をあわせた特集を開催します。》 「特集・新藤兼人のシナリオ」と題して映…

『ユリイカ』特集「山口昌男」

『ユリイカ』6月号・特集「山口昌男 道化・王権・敗者」で、東ゆみこ「師の説になづまざること 山口昌男における神話の意味」と吉成秀夫「山口昌男先生のギフト」をおもしろく読んだ。 「書肆吉成」の屋号で古書をあつかう古本屋をやっておられる吉成氏の話…