『エイラトさんのへんしんどうぶつえん』

サザンカ

 快晴で気温が13℃まで上がり、山茶花サザンカ)が満開である。
 ロイス・エイラトの絵本『エイラトさんのへんしんどうぶつえん』(偕成社)を眺める。なかがわもとこ(中川素子)訳。
 「えほんのぺーじを めくってごらん。
たのしい かたちと いろの どうぶつ、
つぎからつぎへ でてくるよ。
あたまや みみが あったかな。
くちや はなも みつけたかい。

 とら、ねずみ、きつねが、まる・しかく・さんかくにくり抜かれたページをめくるたびに現れて来る。
 うし、さる、しかが、ながしかく・だえん・はーとにくり抜かれたページをめくるたびに現れて来る。
 らいおん、やぎ、へびが、ひしがた・はっかくけい・ろっかくけいにくり抜かれたページをめくるたびに現れて来る。
 たとえば、ながしかくの中のうしの顔が、ぺーじをめくると、ながしかくが消えて、だえんの中のさるにへんしん。だえんのくり抜かれたぺーじをめくるとしかにへんしん。このくり返しを楽しむ。動物の形、そのデザインと色がすばらしい。
 おわりのページに、九匹のどうぶつが勢ぞろいだ。
 形と鮮やかな色の組み合わせで変化する動物たちにわくわくする。
エイラトさんのへんしんどうぶつえん