「新・話の泉」を聴く

ハスの花

 ハスの白い花が咲いて散りかけている。花の真ん中に花托(かたく)が見える。
 夜、NHKラジオの「新・話の泉」を聴く。出演は立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史、ゲストは小泉武夫の各氏。司会は渡邊あゆみアナウンサーである。
 今日の一言(ひとこと)。七夕(たなばた)にちなんで牽牛(けんぎゅう)星と織女星とが別れる時の一言を語ってもらいましょう。談話が弾む。
 つぎは醗酵食品の酒の話で、醗酵仮面と称していらっしゃる小泉武夫さんが話される。
 お酒を取り上げたいと思います。メチールアルコールの猛毒性から始まって、カストリとは? お酒の粕を使って蒸留して焼酎にしたもの。合成酒。 
 カストリ雑誌というのがありますが、2、3号で潰れちゃう。
 ドブロクは聖徳太子の時代で大化二年に、ドブロクを作ってはいけない、という法令があったそうだ。
 下戸と上戸という言葉の由来の話が興味深い。家族の中で酒を飲む人が五人以下を下戸。五人以上を上戸といいます。
 酒とは人間が酔うことを目指してつくる飲み物です。
 問題が三問でる。第一問、密造酒は作ってはいけない。密造酒を隠す場所は?
 第二問、大正・昭和の初め頃に(東北地方の話ですが)実際にドブロクを作って捕まってしまったとき、その家ではどうしたか?
 第三問、ある村でドブロクを作ってはいけないと言いに行った税務署長が捕まってしまった。なぜ捕まってしまったのか? ミイラ取りがミイラになった話。
 濁ったものはコロイド物質といって舌のみらいを刺激して美味しいと感じるんです。
 ビールを飲むと酔いが早いのは? 炭酸ガスがあるとアルコールの吸収が7倍早いんです。ビールを沢山飲めるのは、大勢でのむと飲めるのは社交としての酒だからでしょうか。
 ボージョレ・ヌーヴォーをめぐって日本人は鰯の群れ。熟成したワインが旨いのに・・・。小泉さんの話に酔う。
 「常用漢字を考えよう」、四半世紀ぶりに常用漢字を見直そうという動きがありますが、常用漢字について考えてみましょう。亀も呪いもないんですね。かめものろい(遅い)になってしまう。
 文字が国の命なんですからね。文化的財産なんですよね。新しい常用漢字どうなるか。今後も注目していきましょう。と渡邊アナウンサーが締めくくる。
「家元秘宝館」は漫才リーガル千太・万吉をめぐって。二人とも落語家だった人。
 そのエピソードが興味深い。「仁義は踊る」という漫才を聴いた。寄席の芸で、寄席のペースで漫才をやられていました。と家元立川談志リーガル千太・万吉の芸風を語る。
「新・とんち教室」の問題は「世の中は澄むと濁るで大違い」に下の句をお考えください。