連日、三十度を越える気温の日がつづく。照りつける陽射しにムクゲの花が鮮やかだ。
20日は雑節の土用であった。
土用の丑(うし)の日に、夏ばてを防ぐためにウナギを蒲焼にして食べる。
ウナギの蒲焼は土用の風物になっていますが、杉浦日向子さんが亡くなられたのが、ちょうどこの頃の季節だったと思います。
その杉浦日向子さんを偲んで『杉浦日向子と笑いの様式』(2009年、七つ森書館)に収録の対談を読んでみた。編著者の二人、田中優子・佐高信の両人の対談が柱で、杉浦日向子×田中優子、杉浦日向子×佐高信の対談なども収録されている。
1章 杉浦日向子の江戸と笑い
2章 桜は明日の希望の花
3章 田中優子にとって江戸は異文化である
対談の他には、《「懸命に生きる人」江戸文化を体現》と題した田中優子の追悼文(「読売新聞」2005年7月26日)なども。

- 作者: 田中優子,佐高信
- 出版社/メーカー: 七つ森書館
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: 単行本
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