「レコードトーキー」映画を観る

 先月(12月)、「蘇ったフィルムたち〜東京国立近代美術館フィルムセンター復元作品特集」があった。
 5日に「短編集1」(11作品、77分)が上映された。

 『東京行進曲』(1929年、服部小型映画研究所、3分、白黒)
 『黒ニャゴ』デジタル復元版(1929年、千代紙映画社、作画・大藤信郎、3分、白黒)
 『村祭』デジタル復元版(1930年、千代紙映画社、作画・大藤信郎、3分、染色)
 『國歌 君か代』(1931年、千代紙映画社、作画・大藤信郎、3分、白黒) 
 『大きくなるよ』(1931年、Iida Pictures 監督・飯田東吉、3分、白黒)

 
 「短編集1」での上映時間3分の映画は、SPレコードの音声とフィルムを同調させた映画です。
 上映時間が3分間であるのは、SPレコードの録音時間が3分間であるからですね。
 この方式による映画を、「レコードトーキー」といいます。
 そのデジタル復元版を観ました。サイレント映画ではなく、音声も聞こえる作品でした。

 『黒ニャゴ』は大藤信郎の作画によるアニメーション映画で、デジタル復元版。
 
 『黒ニャゴ』の一場面。