店頭の鍬の柄素(しろ)し燕来ぬ


 晴れる。最高気温23℃、最低気温14℃。
 公園の河岸の枝垂れ柳が、春風にゆらゆらとゆれていた。
 ツツジは満開で見頃だ。桜はもう葉桜になっている。
 ツバメも見かけた。


 「葉櫻や同じ祷りに隣り合う
 「店頭の鍬の柄素(しろ)し燕来ぬ
 「口髭の下の口笛翡翠飛ぶ

 中村草田男の俳句で、昭和十八年(1943年)の句です。