PR誌の書評から

 明けましておめでとうございます。

 年末から正月にかけて寒波が襲来でした。

 今日は最高気温が2℃、この冬一番の冷え込みです。

 出版社のPR誌で「波」と「図書」の1月号で、「波」の表紙がミシェル・フーコーの写真です。筒井康隆の掌編小説、対談・加藤シゲアキ×宇佐見りん、辻山良雄のアントワーヌ・ローラン著『赤いモレスキンの女』の書評など読む。

 『赤いモレスキンの女』の書評から一部を引用すると、

 《そうしたすべての動きが自然であり、読んでいてストレスを感じさせない。この感じ、どこかで体験したことがあるなと思っていたら、エリック・ロメールフランソワ・トリュフォーといった、同じ国の巨匠の名前がすぐに思い浮かんだ。そう、楽天的でありながら、生きるほろ苦さをしっかりと残した美しいフィルムの数々である。

 いろいろ大変だけど、生きること自体がすばらしく、かけがえのないものなんだ。

 そうしたメッセージが伝わってくる、大人のための人生賛歌である。》