2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

新刊の広告

PR誌「一冊の本」7月号を入手しました。7月5日発売の新刊に、小林信彦の『アメリカと戦いながら日本映画を観た』というタイトルの本が出るようです。 戦時下をひとりの少年がどのように過ごし、感じ、そして敗戦を迎えたかを当時の映画の記録とともに克明…

「scripta」の連載を読む

紀伊國屋書店の「scripta」の新刊号、no.52を頂いた。年に四回の発行なので、今号は夏号になる。森まゆみの連載『30年後の「谷根千」』を読む。 三十年以上前の一九八六年十二月発行の豆腐屋特集号をめぐる話が興味深い。桐谷逸夫・エリザベス夫妻の今、…

PR誌、「scripta」

22日、夏至。最高気温29℃。湿度が低く、心地よい乾いた風が吹く。 蓮(ハス)の花が見ごろですね。 紀伊國屋書店のPR誌、「scripta」は年に四回の発行です。連載の記事では、「中古典ノスゝメ」(斎藤美奈子)、『30年後の「谷根千」』(森まゆみ)、…

敷石の真中を行き夏の猫

蓮(ハス)の花びらが散り、花托(かたく)にハスの種が見られます。 「雨蛙子に夕暮の戸を閉めて」 「敷石の真中を行き夏の猫」 「十薬を揺すぶり去りし夕蛾かな」 中村汀女の、昭和二十二年(1947年)の句です。

蓮の花と小説『猫の客』

蓮(ハス)が咲いている。見ごろだ。もうすぐ夏至である。 スイレン科の水生の多年草。根茎は節が多く、晩秋に末端部が肥厚し、蓮根(れんこん)といい、食用。葉は円形で長い柄をもち水上に出る。夏、水上に花茎を伸ばし、紅・淡紅・白色などの大きな花を開…

花菖蒲にシオカラトンボ

シオカラトンボが、花菖蒲(ハナショウブ)にいた。最接近すると飛び上がる。しばらくすると、舞い戻って来る。同じ場所へ戻る習性がある。 トンボ科の昆虫。中形で最も普通のトンボ。四~九月に現れ、成熟した雄は腹に青白粉を装う。雌は淡黄褐色でムギワラ…

夏椿と「著者からの手紙」

夏椿(ナツツバキ)の白い花が風にゆれていた。見ごろである。 花はツバキに似ているが、葉は似ていない。五弁花で、直径七センチほどの大きさだ。六月上旬から下旬が開花期になる。花は咲いてから一日で落花する。シャラノキともいう。 ツバキ科の落葉高木…

夏の蝶忘れたるほど風に耐え

晴れ、夜半に雨になる。最高気温32℃。 サツキ(五月)の花に揚羽蝶(アゲハチョウ)が舞っていた。 花から花へひらひら移動する。頭を花びらへ埋めるようにして蜜を吸っていた。 アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開帳八~一二センチ、黄色に黒色のす…

カリン(花梨)と書評

カリン(花梨)の実が鈴なりになっている。 バラ科の落葉高木。高さ約八メートル。樹皮は緑色を帯びた褐色。葉は卵形。春、淡紅色の五弁花が咲く。実は卵円形で黄色に熟し、香りがあり、生食はできないが菓子の材料にし、また、漢方で木瓜(もっか)といい、…

花桃とそぞろ歩き対談

ハナモモ(花桃)の実が見られる。指でつまむと硬い。桃の実より小さくて、大きさと形が梅に似ている。花期は三月中旬から四月上旬の頃。 「望星」という雑誌の6月号を手にとってみると、対談「にっぽん そぞろ歩き」が載っていた。 三ヵ月に一度の紙上対談…