『マイ・バック・ページ』の映画化

本はねころんで」さんで、初めて知った映画化の話について少し書いてみます。
 映画が公開されるのは来年(2011年)になるが、山下敦弘・監督で川本三郎の著書
マイ・バック・ページ』が映画化されるようですね。
 山下敦弘監督といえば、映画『天然コケッコー』が良かった。
 島根県の浜田周辺のロケ地の季節の移り変わりや瓦屋根などの景観が美しかったなぁ。
 映画の中で、石見神楽もあった。
 それはさて置き、昨年出版された中川六平著『ほびっと 戦争をとめた喫茶店 ベ平連1970―1975in イワクニ』(講談社)にも重なる時期のある『マイ・バック・ページ』ですが、絶版になっているのが映画化で復刊されるらしい。
 新聞社を辞めざるを得ぬことになられた川本さんは当時、雑誌『朝日ジャーナル』の編集部におられた。
 この本では、朝日新聞を辞めざるを得ぬことになる事件の顛末が書かれているが、出版当時、この本は身近に読んだものです。
 というのも川本三郎さんが『朝日ジャーナル』の前に、『週刊朝日』の編集部員だった。
 その『週刊朝日』の記者だった川本さんから取材を受けたことがあったので、あの「事件」の報道でとても驚いたことがありました。
 それが、めぐりめぐって川本三郎さんの『マイ・バック・ページ』が、『天然コケッコー』の山下敦弘監督によって映画化されるとは、です。