フレデリック・ワイズマン監督の映画『ストア』

ストア

 26日、シネマテーク・プロジェクト第4弾「フレデリック・ワイズマンのすべて」の一本、『ストア』(1983年、118分、カラー)を観る。原題はThe Store。

 今月のプログラムより引用。

 1907年の開店以来、高級百貨店として揺るぎない地位を築いてきたニーマン=マーカス百貨店テキサス州ダラス本店。1982年のクリスマス・シーズンにおけるニーマン=マーカスを舞台に、訪れる客や接客する従業員、華やかな売り場の舞台裏で働く人々の姿が映し出される。 
 冒頭、クリスマス・セールの百貨店の売り場のシーンから始まる。
 顧客へ黒豹(くろひょう)の毛皮コートを見せる。一着2万ドルから3万ドルするような商品を扱っている。店員のプライドが高い。社内教育のミーティングの様子。
 あの手この手の企画会議の様子。求職者との面談の会話が映し出される。
 ラストに創業75周年を祝う祝賀会に会長が、人気コラムニストの祝いの演説のあとに、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」を真似て歌う場面があるのだが、その即興芸が受けて大喝采
 最後のシーンがクリスマス・セールに再び戻って終わる。