先日のNHKラジオ深夜便の「オトナの生き方」は、「人生を耕す」と題した伊藤礼氏の飄々とした話が面白かった。
「オトナの生き方」は、12月9日まで聴けるようだ。
前半が家庭菜園、後半が自転車の話題です。
参照:「オトナの生き方」http://www.nhk.or.jp/shinyabin/jyoyou.html
伊藤礼著『自転車ぎこぎこ』から「房州」を読む。
三月、おひな祭りが終わってから房州に出かけた。房州館山を始点に太平洋を北上、銚子まで自転車で走ろうと目論んだのである。ヨコチ君という同年の友人とふたり旅だ。
計画を立ててからあらためて地図を眺めると、これは結構壮大な事業だった。千葉県というのは大雑把に言うとY字の形をしている。Yの字の左側のくびれが東京湾、その背中がめっぽう長いのである。その長い背中を下から上までぞろりと走るのだ。 142ページ
「房州」の巻は、館山から犬吠まで二人の七十五歳のサイクリストの房州自転車旅行記。
読めば自転車旅行したくなる。

- 作者: 伊藤礼
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/11/21
- メディア: 単行本
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